チャイコフスキー~こどものためのアルバム・前編~
ご訪問いただき、ありがとうございます。
石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室
ピアノ講師の中村真里です
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先日、ロシアピアノアルバムの中から
「甘い夢」をご紹介しました。
本日は(甘い夢を含めた)24作品が
おさめられた楽譜「こどものためのアルバム」を
ご紹介します。
この24作品はチャイコフスキーが
ヨーロッパ旅行から戻ったあと、
妹の家に立ち寄ったときに書かれたそうです。
そのときチャイコフスキーは、
甥っ子たちにせがまれて
即興的に曲を演奏したり…、
子ども達の日常生活を体験します。
元来、子どもの音楽を豊かにしたいと
願っていたチャイコフスキーは、
そのときの体験を作品にして
甥っ子に捧げました。
では、曲をご紹介しながら、
練習のポイントをお伝えしていきます (*’▽’)
1.朝の祈り
宗教音楽的な讃美歌のような曲。
和音の響きを感じながら、
ピアノからフォルテまで
メロディラインを意識して
丁寧に練習しましょう 。
2.冬の朝
1拍目のアクセントと2拍目の8分音符の
バランスに気を付けながら、
8小節間で繰り広げられる
クレッシェンド&デクレッシェンドを
表現しましょう。
3.木馬に乗って
4.ママ
おかあさんに甘えるこどもたち。
信頼や安心、やすらぎをイメージして
歌うように弾きましょう…♥
5.おもちゃの兵隊
1曲を通して出てくる
付点のリズムはもちろん、
8小節目、16小節目などの
左手の16音符のリズムも
歯切れよく弾きましょう !(^^)!
6.病気のお人形
7.人形のお葬式
悲しくなっちゃうタイトルですね…💦
特に3段目後半から4段目にかけて
ぐっときます…(´Д⊂ヽ
和音の響きを聴きながら、
悲しみを表現してみましょう。
8.ワルツ
Vivace(いきいきとした)ワルツ。
左手のワルツのリズムを沢山練習して、
両手で弾くときは
左右のバランスに気を付けましょう!
長調と短調の違いも出せるように
短調は雰囲気を変えて弾いてみましょう。
9.新しい人形
10.マズルカ
マズルカとは…
3/4拍子を基本とする特徴的なリズムを持つ
ポーランドの民族舞踊。
2拍目や3拍目にアクセントを
持つことが特徴ですが、
この曲は左手の3拍目が
その役目を果していますので、
弾き方には注意が必要です。
鋭く目立たせることなく
マズルカのリズムをしっかりと出せるように
左手だけの練習も沢山しましょう !
11.ロシアの歌
12.お百姓の歌
原典版では「手風琴をひくお百姓」とあります。
お琴の奏法をピアノで表現したようです。
4和音の16音符を弾くことが難しい場合は、
右手のFと左手のEの音を
省いて弾いてみてください。
続きはまた明日…(^^)/
本日もお読みいただき、
ありがとうございました!