チャイコフスキー~こどものためのアルバム・後編~
ご訪問いただき、ありがとうございます。
石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室
ピアノ講師の中村真里です
***
本日も引き続き
「チャイコフスキー こどものためのアルバム」の
ご紹介です。
13.ロシアのおどり(カマリンスカヤ)
カマリンスカヤとは…
ロシアの伝統的な民族音楽の
曲名のことをいいます。
この曲は2/4拍子 Comodo(快適なテンポ)。
テーマが形を変えてノンストップで
繰り返されます.
まるで(自分が)ダンスをしているような
気分を味わえます (*’▽’)
難所はP.23の1~2段目の右手の音が飛ぶ音。
テンポが落ちないように
ゆくり丁寧に浚ってからテンポを上げましょう!
14.ポルカ
ポルカとは…
2拍子の速いリズムが特徴で
ボヘミアンの民族舞踊の社交ダンスです。
2段目9小節目からの
左手のメロディーのフォルテ⇒ピアノ、
更にその後のデクレッシェンド~クレッシェンド
⇒右手のメロディへ戻るところは、
メロディーだけ取り出して
沢山練習しましょう。
15.イタリアの歌
16.古いフランスの歌
17.ドイツの歌
18.ナポリの歌
イタリア、フランス、ドイツ、ナポリの歌…♪
チャイコフスキーは甥っ子たちに
いろいろなの国の音楽を
教えてあげたっかたのでしょうね…(^O^)
17番「ドイツの歌」はスイス、
オーストリアとの国境側の
南ドイツの民謡に基づいて書かれていて、
アルプス地方に伝わる楽器チターによって
演奏される曲想が
そのまま使われているそうです。
(参考資料:こどものためのアルバム)
19.乳母のお話
この曲のテーマには臨時記号が付いた
和音が沢山出て来ます。
この和音を弾けるようになると
とっても楽しい曲なので、
譜読みが苦手な生徒さんには、
是非挑戦して欲しいです (´▽`)
⇓
⇓
⇓
練習方法をご紹介します♪
p.30
1⃣ 先ずp.30の1小節目を「片手ずつ」
4回以上弾きます。
2⃣ 次に両手で4回以上弾きます。
両手で弾けるようになったら
3⃣ 3小節目を同様の方法で練習します。
「簡単に弾ける!」と感じたら次に進みます。
もしまだ難しいと感じたら4回追加しましょう!
4⃣ 2段目の1小節目も同じ練習をします。
5⃣ 次の2段目3小節目からは少し難しくなります。
片手ずつ4回以上練習したあと、
右手1拍目の(#FC)(FH)と
左手1拍目の(E♭A♭)(DG)を
両手で4回以上弾きます。
すらすら弾けるようになったら、
次の和音、右手(E♭A♭)と左手(CF#)まで
両手で弾いてみます。
4回以上練習します。
三つ目の和音まで止まらずに
弾けるようになったら、
4つ目の和音までのばします。
繰り返し練習してください。
もし手が止まる音があれば、
再び片手ずつばらして練習したり、
手が止まる前の音から弾いてみたり、
苦手な動きがどこなのか?を見極めて
ピンポイントで練習します。
1小節全ての和音を確実に弾けるようになったら
次の小節も同じやり方で練習していきます!
その日できなくても、
次の練習時にも同じやり方で
繰り返し練習することが大切です。
練習を続けていると
成功率が上がってきて、
脳が成功体験を覚えてくれて、
再現率が上がって来ます。
成功体験を積むと
毎回同じように弾けるようになります (^^♪
20.ババヤガ(魔女)
いきなり始まるスタッカートに
続く付点4分音符の響きで
緊張感が高まります✨
3段目3小節目からの
同じ音の指かえ部分は
丁寧に練習してください。
21.甘い夢
22.ひばりの歌
まるでひばりがさえずっているような曲です♥
装飾音符もきりっと良い音で♪
澄み切ったひばりの声を
音で表現してみましょう (*^^*)
23.辻音楽師(手まわし風琴ひきは歌う)
24.教会にて
以上、昨日、今日でご紹介した
「こどものためのアルバム」は、
チャイコフスキーの子ども達への愛情や願いが、
遊びや物語、踊りなどの
音楽として表現された作品です。
24曲の中には民族舞曲、舞踏会、
歌、遊び、お話など盛り沢山で
子供たちの興味を誘うものばかりで
チャイコフスキーの思いが伝わってきますね…♥
本日もお読みいただき、
ありがとうございました!