ギロック「ワルツ エチュード」~こどものためのアルバム~

ギロック ワルツ エチュード

ご訪問いただき、ありがとうございます。

石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室

ピアノ講師の中村真里です



***



本日はギロックの「こどものためのアルバム」より

「ワルツ エチュード 」をご紹介します。





✦ワルツ エチュード(p.40)

G dur  3/4拍子 

Vivo(急速に)


注釈として

「ロマン派のスタイルで」と

書かれていています。



出だしの8分音符の

「G-A-H-A-G-A/H-A-G-A-H-A…」

(ソラシラソラ/シラソラシラ…)は

ショパンの「小犬のワルツ」と似ていますね♥



このくるくるした動きは

指がバタバタしないように、

特に1の指が強くならないように

気を付けて練習しましょう (^-^)




2段目の1~2小節目の

右手の8分休符はきちんと

(リズムを感じて)手をとり、

8分音符のE(ミ)より

4分音符のH(シ)は弱く弾きます。




右手のアクセントは

拍感の移動、音階的下行を感じながら

いい音で響かせましょう ☆彡





左手は(1小節目も含めて)~8小節目まで

1拍目のテヌートの音だけを弾いてみて

対位旋律(左手の独立した旋律)を

確認しましょう (^・^)



次に3拍子で全ての音を弾いてみます。

そのとき、当然、2,3拍目の和音は

1拍目より弱く弾きます。


両手で弾くときも

左手の1拍目をよく聴きながら

弾きましょう。




ペダルは1拍目だけにかけて

2拍目で離します。

9小節目からはBass音で

ペダルを踏みかえましょう。





p.41の3段目2小節目からは

雰囲気を変えて、ロマン派のように

ロマンティックに歌いましょう (#^^#)



poco allargandoは、

(だんだんゆっくり大きく)です。

1番下の段の1小節目は、

フラットが足されて一瞬暗い音色になり、

デクレッシェンドします。




p.42 の2段目4小節目からEs durになります。

Meno mosso molto liricoは

(前よりゆっくり、よく歌って)。




ここはフォルテ(強く)ですが、

荒々しくならないように

ここも音の方向とハーモニーを感じながら

気持ちをこめて歌いましょう。



左手の2拍目、3拍目の音が

動いている小節は、

細かくペダルを踏みかえましょう。





p.43の3段目、

Lento e cantabileは

(ゆっくり、歌うように)。




4段目の「D.C. al Coda」は

最初に戻ってコーダマーク「to Coda」で

p.43のCodaに進みます。





最初に戻ったとき、

右手は1オクターブ上で弾きます。



最後の小節、

終止戦の上にフェルマータが

付けられているので、

4分休符を数え終わってからも

もう1拍分ほど動きを止めてから

終わりましょう  (*^^)v





この曲はヘミオラが使われていて

右手のアクセントの音が

その大事な役目を果しています。


「ここは3拍子!ここはヘミオラ!」

と違いを感じながら

練習してみてくださいね!!


※ヘミオラとは…

3拍子の2小節をまとめて、

それを3つの拍に分け、

大きな3拍子のようになっていること。




本日もお読みいただき、

ありがとうございました!

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この記事を書いた人

初めまして!ピアノ講師の中村真里です。
ここでは私が今まで培ってきたピアノのノウハウをもとに「効率の良い練習方法」や「子どもたちにお勧めのテキスト&レアな曲」などを綴っています。ご興味を持っていただけましたら嬉しいです!

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