ギロック「クラシックカーニバル」~こどものためのアルバムより~
ご訪問いただき、ありがとうございます。
石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室
ピアノ講師の中村真里です
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本日はギロックの「こどものためのアルバム」より
「クラシック カーニバル 」の中から
『カーニバルの舞踏会』をご紹介します。
✦カーニバルの舞踏会(p.53)
Fdur 2/4拍子 Allegro
1小節目の8分音符のアクセントは
勢い余って強くなりすぎないように
どんな音で弾くかイメージしてから
弾き始めましょう (^o^)丿
まず1小節目~8小節目まで、
16分音符、8分音符、4分音符の
それぞれの音の役割に注目してみます。
①8分音符について
1,2小節目の右手旋律、
1拍目の8分音符はクリアな響き、
3小節目の右手内声の「C(ド)」は控えめに、
2段目の右手旋律5と4の指は
音型を出しながらいい音で♪
②16分音符
1,2小節目の16分の音符のスラーは
1の指に気を付けながらなめらかに
弾きましょう。
転ぶ場合は前の指の動き「1-2-1」(ファミファ)と
後ろの「1-2-3-1-5」(ファソラファド)を
分けて練習してから
全部弾いてみてください。
それでも転ぶ場合は更に細かく分けて
練習してみましょう (^o^)丿
③4分音符
3小節目の右手はテヌート、
左手はスラーになっているので
違いを感じて弾き分けられたら良いですね♪
3段目の2小節目、
右手の8分音符のアウフタクトが
曖昧にならないように
気を付けましょう。
そこからは左右共にスラーなので
なめらかに弾きましょう。
右手の中に感じられる
音階の上行(G-A-H-C-D-E-F)に
注目しながらクレッシェンドします。
続く移行句は、単音の16分音符と
8分音符の音型がユニゾンになり
テーマに戻り、直ぐにd mollへ転調します。
始めのフォルテで今まで明かるかった
雰囲気を一転させます。
1オクターブ上で反復される
3段目のピアニッシモはウナ・コルダでも良いと思います。
※ウナ・コルダとは…
1番左のペダルを踏むと言う記号。
この左のペダルはソフトペダルや
グランドペダルではシフトペダルとも
言います。
最後のテーマは今まで以上に華やかに、
いよいよCodaへ。
ゼクエンツ(反復進行)は気持ちが
盛り上がりますが、
in tempoのままクレッシェンドしましょう☆彡
曲の終わりの装飾音符は
(注釈通り)二度の和音のように
ほぼ同時に弾きましょう。
以上、練習の参考にしていただけたら嬉しいです。
本日もお読みいただき、
ありがとうございました!