グルリット~バラードに似ている曲♪~
ご訪問いただき、ありがとうございます。
石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室
ピアノ講師の中村真里です。
このblogでは私が出会った曲や音楽について
綴っています☘
本日はロマン派の作曲家の一人、
グルリットについて書いてみようと思います (^・^)
よろしければ、
最後までお付き合いください☘
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当教室では遠方にお住いの方に向けて
オンラインレッスンを行っております。
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グルリットってどんな人?
コルネリウス・グルリットはドイツ出身の作曲家、
オルガニスト、指揮者、ピアノ教師。
父のもとで音楽を学び、ライプツィヒ音楽院に進み
17歳で公開演奏を行います。
そのときの評価でコペンハーゲンに赴き、
ピアノ、オルガン、作曲を学びました。
後にローマに渡りサンタ・チェチーリア
国立アカデミアより名誉会員に選ばれ、
音楽教授称号を得ました。
歌曲、ピアノ曲、カンタータ、歌劇、
交響曲など様々なジャンルの音楽作品を
残していますが、その多くが知られていません。
その一方で初歩用のピアノ曲を
沢山書いたことで知られています。
グルリットのピアノ曲
グルリットの作品は子供や初歩の人が
よく理解できるように
やさしく書かれているので、
ピアノ学習者に役立つ曲が多いです。
旋律に無理がなく、それでいて叙情的で美しく、
それほどテクニックがなくても
充分に音楽的に表現できます。
こどものためのアルバムOp.140
ハ長調が一番多く、次にヘ長調とト長調が、
他には♭2つの変ロ長調、4つのヘ短調が
1曲ずつの計20曲です。
1.マーチ
2.朝の歌
3.明るい空
4.庭で
5.川のせせらぎ
6.鬼ごっこ
7.踊りのけいこ
8.オルゴール
9.まじめになって
10.北欧のこども
11.あこがれ
12.教会で
13.かわいい旅行者
14.狩の歌
15.鬼火
16.失ったもの
17.スケルツォ
18.セレナード
19.即興曲
20.シュトゥルム・ウント・ドラング
それぞれの曲の中にテクニック強化の要素が
入っていてるので、しっかりと練習すると
スキルアップにつながる曲が多いと思います。
中でも「シュトゥルム・ウント・ドラング」は、
興味深い作品です☆ミ
曲名には18世紀の後半に起こった
ドイツ文学運動を意味する言葉が使われています。
これはドイツロマン主義文学の運動の一つなので
グルリットはこの曲にロマン的な情緒を込めた
という意味で付けたのかもしれません。
更に興味深いのは、この曲の主題の2小節が
ブルグミュラーの「バラード」と
よく似ていることです (*^^*)
バラードはハ短調、こちらはニ短調で
同じモチーフが使われています。
敢えて同じモチーフを使ったのか?
偶然なのか?…分かりませんが… (^▽^;)
同じドイツの作曲家ですし、
ブルグミュラーが14歳の時に
グルリットが生まれているので、
グルリットはブルグミュラーに
憧れていたのかもしれませんね…♡
→私の勝手な妄想です…(≧▽≦)
本日もお読みいただき、ありがとうございました!
≪参考資料≫