歌うように弾くこと
ご訪問いただき、ありがとうございます。
石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室
ピアノ講師の中村真里です。
今日は「歌うように弾くこと」について
書いてみたいと思います。
※写真は先週の「金沢港クルーズターミナル」です♪
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ピアノは指を動かせば弾けるように
思われがちですが、
本当の意味で「弾く」には、
「歌うように弾く」ことが大切です。
私達が声に出して歌うとき、
必ずどこかで息継ぎをします。
常にどこでブレスするかを考え、
音の方向や跳躍を意識し、
呼気量を調節しながら歌っています。
高い音へ向かうときと
低い音へ向かうときでは
息の使い方が違うことがわかります。
呼吸の他にも明るい曲は明るく、
暗いメロディは暗く歌おうとします。
一方、ピアノを弾くときは
指くぐりがうまくいけば
音が上がったり下がったりできるので、
歌っているときのような意識を持たなくても
弾くことができます。
ですが、指任せの演奏はどことなく拙く、
平面的で物足りなく感じます。
立体的で表情豊かにするためには、
「歌うように弾く」ことが大切になります。
では、どうすれば
歌うように弾けるでしょうか?
先ずは、ピアノと一緒に
歌いながら弾いてみてください。
音程が合っていなくても、
声が出ない音域はオクターブ下げても大丈夫。
歌いながら弾いてみると
音の方向や強弱、明暗、
間の取り方、拍子、リズムなど…
沢山の気づきがあります。
「気づき」を「弾く」ことに活かしつつ、
次は、声に出さずに心の中で歌いながら
弾いてみてください。
心の歌はピアノの音に変身し、
弾き手の思いがこめられた演奏として
聴き手に伝えることができます…✨
更に「歌うように弾く」ことは、
聴く側になると、より分かります。
演奏会に行くとピアニストは皆、
長いフレーズは長く、
短いフレーズは短く、
呼吸をコントロールして
歌いながら弾いていることが分かります。
前列で聴いていると、
息づかいが聞こえてきます。
中には声に出して歌いながら
弾ているピアニストもいます (^・^)
レッスンでも、生徒さん達が
指だけ動かしていると感じたとき、
「心で歌いながら弾いてみて!」というと
みんなの演奏がガラッと変わります。
ピアノが上手になりたい人は、
「歌うように弾く」こと♡
是非、意識してみてくださいね。
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本日もお読みいただき、
ありがとうございました ヽ(^o^)丿