ディアパソンピアノ
ご訪問いただき、ありがとうございます。
石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室
ピアノ講師の中村真里です。
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私の実家のピアノは
ディアパソンでした。
ディアパソンピアノは、
天才技術者と呼ばれた大橋幡岩氏が
ドイツのベヒシュタインピアノを
モデルに設計、製作したブランドです。
(Diapasonの)語源は、
「いろいろな倍音を含んだハーモニックな中立音」。
大橋幡岩氏は、
「図面ができると、音が聞こえる」と言う
天才肌の職人で、
「自分が理想とするピアノをつくりたい」思いで、
昭和23年にディアパソンブランド
第一号のピアノを完成させました。
彼のピアノはヨーロッパの音質に近い
と高い評価を受け、
ピアニスト、音楽家をはじめ教育関係者などに
絶大なる人気を博しました。
大橋氏の没後も、
彼の思想と基本設計を受け継ぎ、
その理想により近づいたピアノが
手づくりにより製造され続けました。
その後、平成29年に河合楽器と合併され、
引き続き製造、販売されています。
ディアパソンの伝統は受け継がれて
カワイとは別ラインで設計されており、
今でも少量生産(年産50台以下)で
大橋フレームと呼ばれる独自のフレームや
こだわりの木製アクション、
消耗部品にはドイツ製の最高級品を使用、
譜面台や脚もひと手間余分にかけた
仕上げになっています。
私が子供の頃、YAMAHAと
KAWAIのピアノが主流だったので、
たまにディアパソンを見かけると
とても嬉しく感じたことを覚えています。
亡くなった母が、
「ディアパソンは希少で音も
タッチもとっても良いのよ。」
と言っていました。
実際、私もよそのピアノを弾くたびに
「うちのピアノのタッチの方が好き♡」
と思いました。
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写真は我が家のリビングの
YAMAHAのアップライトピアノです。
先週末、帰省した娘が
「ピアノ弾こうと思って爪切ったんだった!」
と言うと、突然ピアノに向かい
(昔、発表会で弾いた)
「ゴリウォークのケークウォーク 」を
(必死に思い出しながら…)
弾き始めました…(;”∀”)
このアップライトピアノは、
娘が小学校高学年の頃、
私がレッスン室を使用中、
リビングで弾けるように
(娘の練習用のピアノとして)
と購入しました。
お店でこのピアノと出会ったとき、
好みの音質とタッチだったので、
即決でした✨
皆様、ご存知だと思いますが、
ピアノの鍵盤のタッチの硬さや音色は
ブランドによって異なります。
更に同じブランドでも一台一台違いますので、
購入される際は、
お店で実際に弾いてみて、
いろいろ弾き比べて、
「この音とタッチが好き!」
という一台を見つけてくださいね😊
今日はこの辺で…🍀
参考資料
https://www.asahi-do.net/item/maker/japan_piano/diapason.html