ギロック「祭り」~こどものためのアルバム~

ギロック「祭り」

ご訪問いただき、ありがとうございます。

石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室

ピアノ講師の中村真里です



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本日はギロックの「こどものためのアルバム」より

「祭り 」をご紹介します。





✦祭り(p.34)

d moll  2/2拍子 

Con moto(動きをもって、速く)



この曲はアウフタクトで始まります。


※アウフタクトとは…

楽曲が強拍以外の拍、

つまり弱拍から始まる場合に

最初の小節線の前に現れる

冒頭の一個、或いは数個の音のこと。


(本来書かれるべきの休符の記載がない

アウフタクトは1小節目と数えません。)





2/2拍子を「1と2と」と数えた場合、

8分音符のAG(ラソ)は

「2」の「」の音です。


本来、8分音符の前にあるべき

「1と2」の拍を感じて弾き始めましょう。





アウフタクトの音に続く4分音符は

フォルテ&スタッカート。

次の1小節はスラーで

デクレッシェンドしながら降りてきて、

4小節目の4分音符はピアノ&スタッカート。

そして休むことなく次は4度上で

同じ形が繰り返されます。



このテーマを魅力的に弾くためには…、

✿スタッカートのフォルテとピアノの

コントラストを明確にする

✿デュナーミク(強弱の変化)をつける

✿4度上がったスタッカートは

更に気持ちを高めて弾く…などに

気を付けて練習してみてください (^・^)





次の8小節目のアウフタクトから始まる

バロック時代を思わせる

ゼクエンツ(反復進行)は、

右のテヌートの音を意識すると同時に

ハーモニーの美しさも感じながら弾きましょう。





更に左手の「8分休符と4分休符」の小節と

「4分休符」のみの小節があるので

その違いを出すことと、

右手と左手の関係性にも

注意しながら練習しましょう。






1ページ目の下段1小節目や

2ページ目のフェルマータの前に

出てくる16分音符は、遅れることなく

正しい拍で弾けるように練習しましょう (*‘∀‘)




全体を通して in tempoを心がけて、

2ページ目のpoco allargandoは、

pocoは「少し」

allargandoは「だんだん遅く、そしてだんだん強く」

の意味を理解しつつ、

過剰にならずに自然に表現してください。



ラストの a temp以降は、正しいリズムで

最後まで「いい音」で締めくくりましょう (^^)/







以上、皆様の練習の参考にしていただけたら

嬉しいです。



本日もお読みいただき、

ありがとうございました!


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この記事を書いた人

初めまして!ピアノ講師の中村真里です。
ここでは私が今まで培ってきたピアノのノウハウをもとに「効率の良い練習方法」や「子どもたちにお勧めのテキスト&レアな曲」などを綴っています。ご興味を持っていただけましたら嬉しいです!

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