「ガラスのくつ」~はじめてのギロック~
ご訪問いただき、ありがとうございます。
石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室
ピアノ講師の中村真里です
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「はじめてのギロック」は
ビギナーのための小作品集で、
1本指で弾ける曲から両手弾きまでの
44作品が集められています。
右手で弾いたメロディーが
そのまま左手へ移されたり、
同じ音形が繰り返されたりしていたり、
取り組みやすい曲が多いです。
自然な指使いで弾けるのも
この楽譜の魅力だと思います。
本日は初めての発表会の曲としても
人気の「ガラスのくつ」をご紹介します。
p.18「ガラスくつ」
≪曲について…♪≫
この曲はシンデレラが舞踏会で
ワルツを踊っている姿が描かれています。
ラストのくつをなくしてしまう4小節は、
物語のクライマックスを思い浮かべながら
曲を締めくくる気持ちで弾きましょう (*^^)v
≪練習について…♪≫
大譜表の真ん中のC(ド)から始まるので
ピアノをはじめたばかりの生徒さんも
譜読みしやすい曲です (^O^)
指がやわらかくて
和音の3、4の指先がねてしまう場合は、
立てて弾く練習をします。
具体的な練習法をご紹介します。
≪3、4の指先強化練習≫
1⃣ 最初はp.18の右手の和音を
1と2の指を省いた上の単音のみで練習します。
つまり1小節目はE(ミ)のみ、3小節目はF(ファ)のみ。
このとき、右手は左手のメロディより弱く
且つ「正しい指先&いい音」で
弾くことを心がけましょう♪
2⃣ 正しい指先&左右のバランスにも
気を付けて弾けるようになったら、
右手の1と2の指を加えた和音で弾いてみます。
加えた音が目立たないように
時間をかけて繰り返し練習します。
3⃣ 和音の練習が出来てきたら、
3段目からのクレッシェンド
~デクレッシェンドを加えて
高まる気持ちも表現してみましょう。
※この練習には根気が必要なので、
幼児さんには難しいかもしれません。
無理は禁物です。
指先がやわらかい幼児さんは、
先ずは単音の曲を
「いい指」「いい音」を意識して
練習をすることが重要です。
こちらの楽譜の中では、
「のぼっておりてキーボード」
「小犬」「サーカスのピエロ」
「スノーマン」
「ハロウィンの魔法使い」などの
単音の曲を練習してから、
和音一つの曲に挑戦するなど
お子さまに合わせて進めてください。
次にp.19の1、2、3段目の
1小節目の8分音符が
転んでしまう場合の
練習方法をご紹介します。
≪8分音符の練習≫
1⃣ 左手のB♭Cから右手のⅮまでを
タタターのリズムで3回以上弾きます。
全てが転ばず弾けたら、
次の右手のEの音を加えて
タタタターのリズムで3回以上弾きます。
転ばずに弾けたら一音ずつ加えながら
最後のGの音まで同じ練習をします。
2⃣ 1⃣の方法でテンポを上げると
転んでしまう場合は、
スタッカート練習もしましょう!
その場合も全ての音を一気に弾かずに
1⃣の方法でやってみてください。
以上、皆様の練習の参考になれば
嬉しいです(^-^)
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました!