グランドピアノと振袖
ご訪問いただき、ありがとうございます。
石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室
ピアノ講師の中村真里です。
☆☆☆
1989年の消費税の導入まで
(生活必需品ではない)贅沢品には
物品税がかかりました。
具体的には乗用車、宝石、毛皮、電化製品、
ゴルフクラブ、ピアノなど。
ですが、これらを生活必需とする人には、
「免税」という例外が設けられました。
ピアノの場合は音楽講師や音大生など
音楽教育に携わる人は免税で購入できました。
高校生のときに通っていた
I 先生のレッスン室のピアノにも
側面に「免」マークが付けられていて
ずっと不思議に思っていました (^’^)
音大に合格してグランドピアノを
買って貰ったときに
「免」マークの意味がわかり、
私のピアノの「免」マークが
音大生の証のように感じて
嬉しかったのを覚えています。
話は変わりますが…
当時、成人式の振袖は
レンタルではなく購入するのが主流で、
帯や帯揚げ、帯締めその他一式そろえると
150万~ぐらいでした (◎_◎;)
娘がいると本当にお金がかかったんですねー💦
学費だけでなく振袖代も
出さなくてはならなかったのですから…。
その頃、振袖一式とグランドピアノの価格が
確か150万~200万ぐらいで
ほぼ同じだったと思います。
我が家は二人姉妹なので
姉は振袖、私はグランドピアノを買って貰い、
成人式には姉の振袖を着させてもらいました。
その振袖は白地に波の字模様が
全体に入っていて、
柄はうすいグレーの葉っぱの上に
白の大きな花(花弁は淡いピンク&水色)、
それに同色系のシルバー地に
ポイントに赤が入った帯を合わせ、
帯揚げも赤、帯締めは朱赤に金。
成人式の着物のとしては
大人しく物足りない感じでしたが
とても上品ですっきりとした印象でした✨
その後、
姉の振袖はみんなの振袖になり、
母が70代のときに
ファッションショーで着たり、
姉の娘たちが成人式で着たあと、
私の長女が結納のときに着て、
今、我が家の箪笥で保管しています。
良いものは世代を越えて、
受け継がれていきますね✨
一方の私のグランドピアノも、
昔のようなコロコロとした
フレッシュな音ではありませんが、
熟した深みのある音で
今もレッスン室で活躍してくれています ✨
今日はこの辺で…ヽ(^o^)丿