カバレフスキー~ソナチネOp.13-1・第1楽章~
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石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室
ピアノ講師の中村真里です
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本日は「カバレフスキー子どものピア名曲集Ⅰ」の
中から「ソナチネop.13-1」をご紹介します。
✦第1楽章
C dur 2/2拍子
Allegro assai e lusingando
(アレグロ・アッサイ・エ・ルジンガンド)
(速く 十分に やさしく/甘く)
提示部の和音が印象的。
1小節目、冒頭の和音のアクセントは、
右手のトップの音「E D A(ミレラ)」が
はっきりと聴こえるように弾いて欲しいです (*^-^*)
この曲の特徴の一つである
(3小節目の1拍目裏拍から2拍目表拍まで)
二つの8分音符+4分音符のスタッカート。
この形が曲のいたるところに出て来ます。
p.59の1小節目~3小節目のように
連続で使われているところもあります。
この形の二つの8分音符は裏拍に位置するので、
一瞬、拍が裏返ったようにも聞こえて
この曲の面白い部分でもあります (*´▽`*)
力まずに二つの8分音符の後の音符に
重心をのせるようにしながら、
左手と合わせる気持ちで弾いてみてください。
p.59の13小節目からの第二主題は、
「tranquillo e cantand ma in tempo」
(静かに 歌うように 一定のテンポ)
と記されています。
あまり揺らし過ぎずに
右手のメロディーラインを出しながら
左手のシンコペーションのリズムを
感じながら弾きましょう ♪
展開部は第一主題と変形された第二主題が現れます。
p.60の下段2小節目~は「cantando」(歌うように)
5小節目~「scherzand」(戯れるように)を
数回繰り返します。
in tempoで二つの違いを
弾き分けることが大切です。
うまくできないときは
テンポを落として練習してみましょう。
一度身に付くと
そのあとに出てくる「scherzand」も
表現できるようになります (*^-^*)
ラストの再現部は、より華やかな主題の後
第二主題が現れたと思いきや、
例の裏拍の二つの8分音符の形で
あっさりと終わります (*‘∀‘)
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弾いてみると軽快な手の動きが楽しいだけでなく、
技術面でも多くの学びが得られると感じます。
コンクールの課題曲や発表会の曲として
選ばれることが多いのも納得です✨
第3楽章については、また明日…(^O^)/
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本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました!