毎日の練習
≪MY MUSIC HISTORY❸≫
~10/26より「私の音楽の歴史」を
振り返りながら綴っています~
私は昭和の典型的な家庭で育ちました。
男は「仕事」女は「家庭」の時代です。
父親が決めた「うちのルール」は
絶対守らなくてはなりませんでした。
母は働きに行くことなく、
家事&子育てが「仕事」でした。
その頃、母は車の運転をしていなかったので、
最寄り駅のスーパーまでバスで行っていました。
ある夏の日、母はいつもの食料品に加えて
大きなすいかを買って来てくれました。
「やった! 丸ごと1個だ!」と喜んだとき
母の腕に痛々しい「すいかの紐の跡」が、
くっきりと残っていました。
そのとき子供なりに、
「お母さんも大変なんだなぁ」と思いました。
私が学校から帰ると必ず母は出迎えてくれました。
通っていた小学校へは子供の足で40分ほど。
学校の近所に住んでいるクラスメートが
多かったので、
帰り道はその子達の家の前まで行って
バイバイして、
そこからは毎日30分ほど、
一人でテクテク歩いて帰りました。
夕方やっと家に着き、手を洗っておやつを食べたら
ピアノのおけいこが待っていました。
これも父が決めたルールなのかは
分かりませんが、
熱を出した日以外は、お正月であろうと
毎日ピアノを弾くことが
当たり前とされました (;’∀’)
to be continued…