初めての伴奏
≪MY MUSIC HISTORY➒ ≫
~10/26より「私の音楽の歴史」を
振り返りながら綴っています~
確か、小学校5年生の頃だった思います。
「6年生を送る会」でクラスの出し物として
「替え歌を贈る」ことになりました。
3グループに分かれて1曲ずつ。
私たちのグループは,
沢田研二さんの曲の歌詞を変えて
歌うことになりました。
今でも少し覚えています。
出だしの歌詞はこんな感じでした。
「いつの間にか月日が過ぎて
さよならを言うのが辛い
一緒に通った学校への道の想い出…」
ホームルームの時間に
みんなで意見を出し合って歌詞を完成させ、
私はピアノの伴奏者だったので
家に帰って練習しました。
伴奏は何の決まりもなかったので、
イントロを2小節付けて、右手でメロディ、
左手は合う和音をアレンジして弾くことにしました。
みんなの前でお披露目の日、
トップバッターの私が弾き始めた途端、
男子生徒が一斉に「ウォー!!!」と叫び、
「カッコいい――――!!!」と
ピアノの周りに集まりました。
「もう一回弾いて!!!」「もう一回!!!」…
と私の考えた「イントロ」が
男子生徒のハートをつかんだようで…
何回もリクエストされました(#^.^#)
予想外の展開にびっくりしながらも
生まれて初めてこんなに称賛を浴びて
自分自身も興奮したことを覚えています(*’▽’)
その日、他の二つのグループの伴奏には
イントロが付いていなかったのですが、
翌日には私の以上に華やかで完璧な
イントロが付けられていました。
もともと二人は私より
ピアノの進度も速くて上手でした。
二人のイントロは伴奏の
お手本のように素晴らしくて
感動したことを覚えています。
みんなで沢山練習した甲斐があり、
本番はどのグループも大成功でした。
今思うと、
このときの周りから褒められた経験は
のちに私の音楽の方向性を決める
きっかけになったように思います。
to be continued…