モーツァルト ロンドニ長調 K.485
ご訪問いただき、ありがとうございます。
石川県金沢市(泉野町)のまーぶるピアノ教室
ピアノ講師の中村真里です。
このblogでは私が出会った曲や音楽について
綴っています…☘
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最後までお付き合いください☘
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初めての発表会の曲♪
私は音楽好きの母の手ほどきで
ピアノを始めました。
始めてからは、
母とのおけいこが日課となりました。
母は自分が果たせなかった夢を
二人の娘に託し、
将来、姉と私のどちらかに
音大へ行って欲しいと
思っていたようでした。
(なので、とても熱心でした♡)
そんな気持ちは、つゆ知らず… 。
小学校に入学した頃から、
私の反抗心が強くなりました… (;^ω^)
母から注意されることが嫌で、
その気持ちが態度に出てしまうように
なりました… ^_^;
私が態度を改めないと、
母はプイっと背を向けて
ピアノの部屋を出て行ってしまうことが
多くなってきました。
母は「こんなことを繰り返していてはダメ」
と思ったようで… (^▽^;)
小学校2年生からは、
H先生のピアノ教室に通うことになりました。
そしてH先生が初めての発表会に
選んで下さったのがこの曲でした。
おそらく小2か小3です。
初めてこの曲を見たときのことは、
今でも覚えています。
なんて難しそうな曲なんだろう…( ;∀;)
①音符が小さい!曲が長い!
②トリルやターンがいっぱいある…。
③右手も左手の16分音符が沢山出て来る~💦
練習を始めると①~③以上に
この曲で初めて経験した
左手の4~6小節の保持音に苦労しました。
ロンドニ長調の魅力♪
この作品はモーツァルトの弟子の
シャルロッテ・フォン・ヴュルベン嬢のために
書かれたと言われています。
この曲の大きな特徴は、
冒頭主題が転調を繰り返すことです。
ロンドの多くは主題は主調で現れるのですが、
この曲はニ長調→イ長調→ト長調→ニ短調→ヘ長調
→変ロ長調となって現れます。
ロンド形式で主題自体がこれほど多くの調に
飛び回る曲は珍しいようです。
また、この作品のもう一つのポイントは、
提示部、展開部、再現部に分けられること、
つまりソナタ形式で書かれていることです。
ニ長調~イ長調が提示部、
ト長調の部分は展開部、
ニ長調で始まり変化しながらも
ニ長調で終わる再現部…。
ロンドでありながら、
ロンド形式以上にソナタ形式であることも
レアなようです。
曲としては、主要主題はシンプルなのですが、
そこに加えられた前打音や弾むようなリズムが
とてもかわいらしく、
それがコロコロ調を変えて何度も現れますので、
とても印象に残ります♡
とても魅力的な曲なので、
是非聴いてみてくださいね (´▽`)
本日もお読みいただき、
ありがとうございました (^o^)丿